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工場爆発どころじゃない!

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天津だけでなく、中国では年に何度も爆発事故が起こっている。それは化学工場だけでなく、宇宙ロケットといった国家プロジェクトにも及ぶ。さらに「人糞由来のメタンガスが充満した下水道」にたばこの人が引火。マンホールが吹き飛ぶような事故も珍しくない。

もはや中国における危機管理能力の欠如は明らかだ。しかし、そんな中国において原発の建設ラッシュが進んでいる。現地の事情に詳しいジャーナリストの程健軍(チェン・ジェンジュン)氏はこう警告する。

「中国では、深刻な大気汚染の重大原因とされる石炭利用の火力発電が問題視されており、これを大量の原発に換えるプロジェクトが進行しています。つい先日も新たな原発の稼働がスタートし、現在26基が運転中で、さらに25基がすでに建設中。将来的には100基以上が稼働する可能性が高いでしょう」

しかも、その原子炉は中国が独自に開発した“メイド・イン・チャイナ”。どう考えても安全性が心配だ。

「中国製原発『華龍一号』は、中国核工業集団公司(CNNC)と中国広核集団有限公司(CGN)が共同開発したもので、すでに最初の実証炉プロジェクトとなる福清原子力発電所5号機の建設工事が福建省福州市で始まっています。想定建設費はアメリカ製やフランス製の約半額と安いのが特徴です。

ただ、表向きは第3世代原子炉とされていますが、実際には旧式で安全性に劣る第2世代原発の焼き直しに限りなく近い。現在、中国で建設中の原発のうち、本当に安全性が高いとされる新型の軽水炉を採用しているのはたった3ヵ所だけです」

ちなみに、中国の原発の多くは南東部の海沿いに林立している。偏西風や海流の向きを考えても、もしここで万が一、大事故が起これば、日本にも何かしらの影響が及ぶ可能性は非常に高い。