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荒野の腹話術師と叫ぶ人

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グロテスクな幻想をあらわすこの作品(1925年)は、見る者の多くに本質的なクレーと思われるかもしれない。透明な、全体が腹部であるような腹話術師の内部に漂う想像上の獣は、おそらく、そこから出てくるように思われる声を象徴しているのであろう。クレーの最も生産的な時期は、彼がはじめはワイマールの、その後はデッサウのバウハウスで教えていた時(1921-31年)であった。