16世紀の最も偉大な画家の一人である

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皇帝の御愛顧の画家は、16世紀の最も偉大な画家の一人である、ヴェネッィア人ティツイアーノであった。彼は宮廷画家に任命され、騎士の階級に叙せられた。しかしまた、ドイッ及びネーデルラントの芸術家たちもカール5世のために働いていた。

 

彼らの仕事はとりわけ肖像画家としてのものであって、次の何世紀かにわたるヨーロッパの王侯たちの宮廷における公的な肖像画の形式を先駆けて実現した、全身像の宮廷肖像画を発展させたことが、その最も重要な業績となっている(奥必)。