内親王イサべラの死去の知らせが北イタリアに届いた

内親王イサべラ・クララ・エウへニアがまだ存命中の1631年にスべイン王フエリペ4世の弟であり、彼女の甥に当たる親王フェルディナントが彼女の後継となることは内定していた。

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1609年に生まれたこの王子は、王位継承者の弟として、伝統に従って型職者の道を歩むように定められており、1619年にはトレドの大司教枢機卿へと昇せられた。彼は1633年にミラノの総督に任命されたが、内親王イサべラの死去の知らせが北イタリアに届いた。