画面右側のチケット売り場近辺に配される団長

f:id:arrata:20171206165548j:plain

  トロンボーンを奏でる音楽奏者。本作は制作された1888年頃にパリで実際に興行していた≪コルヴィ・サーカス≫がパレードをおこない客寄せする様子を描いた作品で、画家が夜間の人工的なガス灯の光とそこで繰り広げられる享楽的な情景と雰囲気を描いた最初の大作でもある。


  画面右側のチケット売り場近辺に配される団長。画面中央には段に上がりトロンボーンを奏でる主役となる音楽奏者が配され、画面左側にはガス灯の奥に立つのであろう他の演奏者が、画面右側には立派な髭を蓄えるコルヴィ・サーカスの団長と、そこに付き添う少年が配されている。

 
  背面しか見えない観客の姿。非常に平面的な構成によって描かれる本作では、ガス灯の光とそこに落ちる影でしか空間を把握する術は無いが、本作の独特の抽象性すら感じさせる独創的な場面描写や表現に、観る者は豊かな叙情性、詩情性をも見出すことができる。

復縁決定!? セレーナ・ゴメスとジャスティン・ビーバー、一緒に教会へ

  先週世界を賑わせたジャスティン・ビーバーとセレーナ・ゴメスの復縁のニュース。先週末も一緒に過ごしていたことが明らかに。ヨリを戻したのは確実そう!

 

  先週、一緒にサイクリングしている現場やジャスティンのホッケーのゲームをセレーナが応援に行っているところを目撃されていたセレーナ・ゴメスとジャスティン・ビーバー。11月3日(金)にはロサンゼルスのステーキハウスへディナーに出かけるところもキャッチ! 雑誌「USウィークリー」によるとこのディナーの前には通っている教会ヒルサイドチャーチの集会に揃って出席していたという。

 

  関係者は「セレーナはいつもジャスティンのことを思っていた」「2人とも過去を乗り越えて成長する時期だと気がついた」。さらに「この2年間で2人とも大きく成長したし、現状に対して成熟した見方をしている」とも。

 

  さらにその翌日、11月4日(土)も一緒に教会に行っていたことが明らかに! 教会から出てくるところをパパラッチにキャッチされている。なんと2人とも午前と夜、2回も集会に出席していたという。

 

  2014年に別れ、復縁は絶望的と見られていたジェレーナのまさかの復活。かつてはレッドカーペットでこんなキスシーンも披露していた2人。今度はいつ公の場に一緒に登場してくれるのか、乞うご期待!

沐浴(湯浴み)

  印象主義時代の女流画家のひとりメアリー・カサットの代表的作例のひとつ『沐浴(湯浴み)』。

f:id:arrata:20171107120320j:plain

  1893年にパリで開催された画家の個展で展示された作品のひとつである本作に描かれるのは、カサットの典型的な画題である≪母と子≫を用いた沐浴の情景である。母親に抱かれながら足を洗われる子供の白い肌や子供の腰に巻かれる白布、陶製の水差し、水桶など、はやや暗めの色調が支配する画面の中で一際存在感を示しているほか、密着する母子の距離感(両者の寄り添う姿)に双方の緊密な関係性を見出すことができる。

 

  また高く取られた視点の採用とそれによる垂直の強調、明確な輪郭線、母親の身に着ける太い縞模様の衣服の装飾性、平面的な色彩展開などは明らかに日本趣味(ジャポニズム)、特に日本の版画からの影響をうかがわせる。

広告を非表示にする

立葵

f:id:arrata:20171021113640j:plain

  印象派を代表する画家ベルト・モリゾ作『立葵』。

 

  1886年に開催された最後の印象派展となる第八回印象派展への出品作のひとつである本作に描かれるのは、ブージヴァルのプランセス通り4番地に借りた別荘の庭に咲く、アオイ科タチアオイ属の花≪立葵≫である。

 

  本作以外にもモリゾはブージヴァルの庭の風景を描いた作品を数多く手がけているが、本作で示される立葵の垂直性、直線性は特に注目すべき点のひとつである。画面中央の一番高く伸びる≪立葵≫を中心に、三角形に配される立葵の花は、左側では(やや桃色が差し込むが)ほぼ乳白色に、右側では中心が赤味がかって咲いている。この背の高い立葵の天に向かって伸びる垂直性は画面を引き締める効果を生み出しており、本作を観る者の視線を自然と立葵へと向けさせる。

広告を非表示にする

フェンディ名誉会長カルラ・フェンディ氏死去

  イタリアを代表するファンションブランド「フェンディ(FENDI)」の名誉会長を務めるカルラ・フェンディ(Carla Fendi)氏が19日、亡くなった。80歳だった。

 

 伊・ローマで両親が創業した毛皮商店を世界的ブランドに押し上げた5人姉妹の四女だったカルラ氏。主に広報部門を担当していた。イタリア文化遺産保護のための基金を創設し、ローマの観光名所「トレビの泉」の修復費用を負担するなど、イタリアの文化と芸術保護のため精力的に活動した。

 

  英ロンドン(London)で17日、エリザベス女王Queen Elizabeth II、91)の「公式誕生日」を祝って軍事パレード「軍旗分列行進式(Trooping the Colour)」や英国空軍(RAF)による儀礼飛行などの祝賀行事が行われ、女王ら英王室メンバーもバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)のバルコニーから行事を観覧した。

 

 エリザベス女王の実際の誕生日は4月21日だが、君主の誕生日を6月に祝うことが英国の伝統となっている。「公式誕生日」に軍旗分列行進式を行うと決められたのは1748年にさかのぼるとされる。

画家としての明確な(差異のある)態度を表している

   画面中央で白い上品な衣服に身を包むイヴォンヌ・ルロルは交差させるように(ピアノの)鍵盤の上へ置いている。その奥では鮮やかな赤い衣服を身に着けたクリスティーヌ・ルロルが両手でイヴォンヌを囲むかのように寄り添っている。

f:id:arrata:20170907155415j:plain

  二人の身に着けた白色、赤色の衣服の色彩的コントラストは画面の中で最も映えており、その強烈にすら感じられる対照性は観る者の視線を強く惹きつける。さらに本作にはピアノの黒色と鍵盤の白色、ピアノ(黒色)とイヴォンヌ(白色)、ピアノ(黒色)とクリスティーヌ(赤色)など様々な要素で色彩的コントラストが試みられている。

 

  また画面背後の薄黄緑色の壁に飾られる踊り子(バレリーナ)と競馬を描いた二枚の絵画はアンリ・ルロルが購入したエドガー・ドガの作品であり、ルノワールは画面内にドガの作品を描き込むことによって、友人ドガへの友情と、画家としての明確な(差異のある)態度を表している。

背後の壁の軽々とした装飾なども本作の大きな魅力である

   特にこの失名の女性(本作のモデル)が見せる未処理の脇や露わになる両乳房などのあからさまな官能性、向けられる視線に全く反応せず己の身支度に没頭するこの女性の日常的瞬間を垣間見るかのような親密性は、女性の身体特有の柔らかな形態と呼応するかのように美しく、観る者へと迫ってくる。

 

   また輝きを帯びたかのような白く健康的な肌の質感や、流々とした筆触による繊細な光と陰影の描写、画面の左右で明確に分けられる明暗の対比、女性の下半身や背後に掛けられる青白い布の大胆かつ表情豊かな表現、背後の壁の軽々とした装飾なども本作の大きな魅力である。

 

  なお本作の制作年代については不明であるものの、1875年には売却された記録が残されている点や、ルノワールの表現・様式的特徴も考慮し、一般的には1873年から1875年頃に制作されたと考えられている。

f:id:arrata:20170825160927j:plain